発達障害の子を育てるって大変?知ることで不安を減らそう!
我が家の子供は2男4女の6人兄弟姉妹です。上から順に長女、次女、三女、長男、四女、次男。今回の主役となる長男は小学1年生の時に発達障害と診断され、今では大学生となりました。
このブログに辿り着いた方の中には自分の子供が発達障害の診断を受けて困惑されている方、診断は受けていないけど他の子と違うかも…と不安を抱えている方がいらっしゃるのではないでしょうか?
症状は人それぞれ、しかも年齢と共に変化もしていきます。私自身、息子のことで今でも悩んだりします。少しずつ知ることで一緒に不安を減らしていきましょう!
分からないから不安なのは当たり前
『発達障害』という言葉を聞いたことがある方は多いと思いますが、そもそもどんな症状でどんな状態か理解できている人はそれほど多くありません。なんとなく大変な子…私はそんなイメージを抱いていました。息子が発達障害だと診断されたのは小学校に入学して間もなくの頃、正直とてもショックでした。その時の私の心情をいくつかあげてみます。
- どうしよう、大変なことになってしまった
- この先どうなっていくの?
- 何で今まで気付かなかったんだろう、もっと早く気付いていれば…
次々と不安な気持ちが押し寄せてきました。とにかく全てが不安だったんです。
誰でも経験したことがない未知の出来事に不安を感じます。だから最初は自分の子供が発達障害と診断され不安になるのは当然のこと。どうやって対処すればいいのか、どうやって育てていけばいいのか、そして将来は社会に溶け込めるのか…考えるときりがありません。
でも、発達障害に限らず生きていく中で不安な気持ちを抱くことって何度もあるはず。子育て、進学、転職……基本はみんな同じ、未経験のことに不安を感じるのは当然です。
不安な気持ちは子供も同じ。むしろ発達障害を抱えている子供のほうが私たち親よりもずっと不安な世界にいます。なので子供と一緒に経験を積んで少しずつ知ることから始めてみましょう。
発達障害であることを受けるのが最初の一歩
まず最初のハードルは自分の子供が発達障害であることを受け入れることではないでしょうか?これが意外と難しい。なかなか高いハードルです。認めるのが怖い。気のせいだと思いたい。そんな気持ちが湧き出てくると思います。でも、この高いハードルを越えなければ何も始まりません。
私も初めて息子が発達障害の診断を受けたときはとてもショックでした。しかし反面、それまでの息子の制御不能な行動や様々なヘンテコ言動の原因がはっきりとし、ずっと心の中にあったモヤモヤが腑に落ちた瞬間でもありました。時間をかけて自分の気持ちを整理していくうちに、最初に感じた不安な気持ちも徐々に変化していきました。
- どうしよう、大変なことになってしまった
⇒むしろ今のうちに分かって良かった。気がつかないまま大人になったほうが大変だったかもしれない。 - この先どうなっていくの?
⇒未来の事なんて分からない。とにかく今やれることをやる。 - 何で今まで気付かなかったんだろう、もっと早く気付いていれば…
⇒今までに気付くタイミングはいくらでもあった。きっと気のせい、そんなわけないと気持ちを打ち消してきたのは私。気付かなかったんじゃない。気付くのが怖かっただけ。
最近は『大人の発達障害』なんて言葉もありますね。でも、発達障害は大人になってから急に発症するものではありません。そもそも病気ではなく、生まれつきの特性なので治療して治るものではなく、上手く特性と付き合っていく方法を見つけることが大切です。
しかしながら、発達障害は必ずしも知的障害を伴うわけではないので幼少期に見落とされることも多く、そのため大人になってから社会と嚙み合わなくなり本人も周りも困っているパターンがよくあります。
発達障害といっても十人十色。時には弱みになってしまうこともありますが、他の人には真似ができないとんでもない能力を発揮することも多々あります。その弱みにも強みにもなる強烈な個性をコントロールする力をつけていくには、近くにいる大人たちの理解と協力が不可欠となります。
少しずつで大丈夫。これから子供と一緒に焦らずゆっくりと進んでいきましょう!
今だから思える。発達障害の子って面白い!
これは約20年息子を育ててきた今だから思えること。
もちろん発達障害の子を育てるのは大変なことの連続でした。それでもやっぱりうちの子って面白いんですよ。例えば…
- とにかく奇想天外
- いつでも破天荒
- ひたすらマイルール…等々
挙げるときりがありませんが、間違いなく私が抱いていた固定観念をぶち壊してくれました。もし私が彼の親になっていなければ、きっとガチガチに頭が凝り固まった人間になっていたのではないでしょうか。
これまでの息子のとんでもエピソード、そんな息子との関わり方、私が息子から学んできた経験を今後綴っていきたいと思います。
いかがでしたか?少しだけでも不安が減った、そんな方が一人でもいたら嬉しいです。
あとは子供と一緒に進んでいくだけ。少しずつで大丈夫!
次回は『発達障害の息子が教えてくれた~私の知らない価値観~』について書きますのでどうぞお楽しみに!